9月25日から三井住友銀行がドル預金の金利を0.01%から5.3%に引き上げました。
驚いたのは三井住友銀行が0.01%の金利で2兆円ものドル預金を集めていたという事実です。
三井住友銀行はドル預金によって5.25〜5.5%を得て、顧客には0.01%の金利しか払っていなかったのです。
例えば、100万円をドル預金したとして、三井住友銀行は5.25〜5.5万円の金利を得て、顧客には100円の金利しか払っていなかったのです。
おまけに約6760円(往復)の為替手数料を取ります。
顧客は赤字です。
今回、三井住友銀行は5.3%に金利を引き上げましたが、為替変動リスクと手数料を考えたらドル預金はやるべきではありません。
顧客が鈍感なら企業は儲かるという一例です。