サブリース契約とは、サブリース会社が農家などの土地に賃貸アパートを建て、入居者募集や建物の維持管理などをします。
地主である農家にとっては家賃保証もあり、相続税対策にもなります。
高齢者の農家にとっては、 一見良い資産運用のように思います。
しかし、運用を他人に任せるせて儲かるほど甘くはありません。
実は、サブリース会社は賃貸アパートの建設自体で利益が出せるようになっているのです。
つまり、サブリース契約はアパートを建てさせるためのツールなのです。
田舎の 田んぼの真ん中に賃貸アパートが建っています。
入居者があろうがなかろうが、建てさせることが目的なのだから関係ありません。
偽客(さくら)を 入居させることもあるそうです。
ある程度期間が 経過した後 、退去させます。
入居者がいなくなって大家が不安に思っている隙に、今の賃貸ニーズに合わないようだからアパートをリフォームしましょうと持ちかけ、リフォーム工事で儲けるといったことを繰り返すのです。
サブリース会社の指示通りのメンテナンスをしなければ契約解除されます。
サブリース会社が損をしない仕組みが出来上がっているのです。
レオパレスの施工不良が報道されています。
賃貸ではなく、建設で儲けることが主眼なのだから、施工不良や手抜きは当たり前です。
スルガ銀行の不正融資。
ほとんどが賃貸アパートです。
なんと、25%が1割の自己負担金さえ持たない人に貸出されていました。
人口が減るのが分かっていても、賃貸アパートの建設は止まりません。