建築営業の仕事は土地を保有する高齢者を訪問し、アパートを建てさせることです。
固定給は25万円。
それに建築費の1.5~3%の歩合が加算されます。
1億円のアパート契約を取れば150~300万円。
月給1000万円を超える場合もあるそうです。
ノルマは厳しく、3年続けばベテラン。
3~6カ月で辞めるのがほとんど。
年間3000人が入社し、同じだけ辞めていくそうです。
うつ病で自殺者も出ているようです。
これだけカネになれば、高齢者を騙す建築営業も出てきます。
銀行の融資が決まっていないのに、融資が決まっていると嘘を言って、融資未定のまま着工。
建築営業から金利は1.45%と聞いていたのに、銀行からは2%と言われる。
着工後に、融資の金利でトラブルになったりするようです。
建築営業からの家賃30年保証も嘘。
管理は子会社の大東建託パートナーズがするそうです。
そこでの契約では10年になっています。
10年後に家賃保証で揉めてもどうにもできません。
うつ病になった社員の家族が会社を相手に賠償を求めたりしているそうです。
しかし、これはお門違い。
自分の判断で残業をし、自分が健康管理に失敗し、病気になっただけの話です。
高齢者のオーナーも同様です。
大東建託の目的は、家賃収入ではありません。
建築費で儲けているのです。
高齢者のオーナーに残るのは、田んぼの真ん中の安物アパートと借金です。
建築営業も高齢者のオーナーもおカネに釣られて、自分のリスク管理さえできない間抜けだと思います。