学生の頃、 理系の友達が 「国鉄の駅の乗降者数を数えるアルバイトに行きたいと思うが、 果たして間違いなくカウントできるかどうか心配だ 、どうしようか 」と真剣に言っていたのが思い出されます。
かつては、こんな真面目な人たちが日本の製造業に勤め 、欧米に負けない製品を作ったのです。
ところが、今の技術者は平気で不正をするようになりました。
スズキでは 隠蔽が当たり前になっていたそうです。
「合格範囲内で数値を書いておけ」
「書き直しをすると チェックシートが汚くなる」
技術者がこういうことを平気で言っていたというのだから驚きです。
スズキは「無資格検査はない 」と記者会見で語りました。
しかし、その裏側で書類の書き換えなどで 隠蔽していました。
先週の金曜日の記者会見で鈴木社長は 「あくまで機能や品質などを確保した上でのコストダウンと理解されるべきところが、 誤った理解に結びついたのではないか」と言いました。
要するに、「私は知らなかった、 現場が勝手にやったこと 」と言っているのです。
無責任にもほどがあります
日本の製造業は技術者も トップも人間的に 落ちぶれました。