8月27日、厚労省は5年に1度の年金の試算を発表しました。
経済成長が続いた場合でも、標準的ケースで30年後2割目減りするそうです。
本当だろうか?
2017年末、年金積立金は164兆円もあります。
積立金は毎年増えています。
厚生年金は自己負担分と会社負担分に分かれています。
会社負担分は国が没収し、年金財政の穴埋めに使われています。
会社負担分は保険料を支払っている労働者には1円も還元されません。
会社負担分も労働者が働いて稼いだおカネです。
会社負担分も含めたら、ほとんどの人が払い損になります。
年金積立金は増えています。
保険料を払っている人はほとんどが払い損です。
それなのに何で年金が目減りするのだろうか?
保険料を払っていない人にも給付しています
第3号被保険者です。
サラリーマンの妻で専業主婦の人たちです。
保険料を払っていないのに給付を受けています。
なんと900万人もいます。
保険料を払っている人の年金が目減りして、払っていない人が給付を受けているのです。
便利になり、共働きが増えた現在においては時代遅れの制度です。
しかし、900万人といえば900万票です。
夫も入れたら1800万票。
政治家も逃げて議論しません。
小手先の対策
厚労省の対策は、パートからも保険料を取ることや75歳まで繰り下げできるようにすることだそうです。
結局、厚労省の権益である164兆円の積立金は守り、30年後2割目減りと国民を脅しながら、自分たちの都合の良い対策だけを押し付けています。