米国の地方銀行が3行倒産しました。
原因は金融緩和でザブザブに増えた預金を債券に投資して失敗したからです。
ところが、山形のきらやか銀行は同様に外国債券への投資で失敗しましたが、政府が公的資金で助けます。
このきらやか銀行はコロナ前にも300億円の公的資金を受けて1円も返していません。
こんなボロ銀行に追加で160億円も公的資金を注入します。
政府は中小企業や個人事業主に対してもコロナを口実に実質無利子、無担保で最大3億円まで融資しました。
ゼロゼロ融資です。
全国合計43兆円です。
コロナ前から事業継続が難しかった企業や銀行が生き残ってしまいました。
何でこんなバカなことが起こるのでしょうか?
理由は3つです。
①倒産や失業の増加は自民党政権に取って都合が悪い、選挙に不利になります。
②銀行はボロ会社にお金を貸して金利が確保され、信用保証協会が元本を保証されます。
③ゾンビ企業にとっては返済猶予に容易に応じてくれるので不満はありません。
日本の1人当たりの労働生産性はOECD加盟38カ国中28位です。
中小企業の上位10%の1人当たりの労働生産性は1367万円もあるのに、下位の10%はわずか135万円です。
倒産抑制より新陳代謝が必要なのに、自民党政権は自分たちの欲のために43兆円も税金を注入してゾンビ企業を延命させています。