九州電力は2023年3月期の決算が赤字です。
資本増強のため2000億円の優先株を発行します。
この優先株をみずほ銀行800億円、日本政策投資銀行800億円、三菱UFJが400億円が引き受けます。
九州電力が倒産することはありません。
銀行は何のリスクもなく高額な配当が得られます。
九州電力以外の電力会社も当然資本増強をします。
しかし、こういう有利な優先株は銀行が全て取り込みます。
確実に儲かる株や社債が一般の投資家に回ることはありません。
一般の投資家に回るのは特記のあるAT1債や楽天やソフトバンクの社債などでゴミのようなものばかりです。
三菱UFJ銀行やみずほ銀行はグループ会社の証券会社を通じてクレディ・スイスのAT1債を個人投資家に売っていました。
紙くずになるようなAT1債は個人投資家に売り付けます。
銀行は顧客には預金金利を払わず、リスクのないゼロゼロ融資や住宅ローンや日銀当座預金の付利で儲けています。
こんな楽な商売をしているのだから、歴代頭取経験者が70歳、80歳になっても名誉会長や顧問で居残り、本店の最上階の豪華な個室でふんぞり返り、運転手付きの高級車や接待費を使いまくることも可能なのです。
電力会社や銀行など潰れては困る会社は一般企業とは違います。
九州電力の普通株式は無配ですが、今回銀行が買う優先株は高配当です。