円安が進んでいます。
2011年1ドル75円だった円が今は1ドル150円と半減しました。
それなのに日本の企業を買収しょうという外国企業は現れません。
日本企業はボロばかりだからです。
数年前にメガバンクのトップが「いくら株価が下がっても日本の銀行が海外の銀行から買収される心配はない。ROEが低いからだ。日本の銀行を買収したら利益率が下がって株価が下がるだけだ」と語っていました。
まぁ、何とも情けないことを言ってましたが、実際その通りです。
今回の円安で日本企業が買収されたのはハウステンボスぐらいです。
ハウステンボスが香港企業に1000億で買収されました。
日本人がニューヨークでラーメンセットを食べれば税金とチップを合わせて6000円(39.98ドル)です。
日本ではラーメンは800円です。
外国人が日本に来ればラーメンが実質400円で食べられます。
インバウンドは爆発的に増えると思います。
しかし、外国投資家は半額になっても日本の企業は買おうとしません。
株価も上がりません。
未だに自動車メーカーが時価総額上位を占めているのは日本ぐらいです。
モノでなく人間の知恵が世の中を動かしていく知価社会になっています。
時代遅れの企業が時価総額上位を占めているのだから賃金が上がるはずがありません。