欧州中央銀行(ECB)が景気を刺激するため、月額2兆4000億円の債券を買い入れ、景気を刺激するそうです。
マクロ経済では、景気を刺激するための2つの方法があります。
財政政策と金融政策です。
日本はどちらも失敗しました。
財政政策では1000兆円を超える赤字になりました。
穴を掘って埋めるようなムダな工事でも、政府が仕事をつくれば、景気は良くなるはずでした。
しかし、財政赤字が増えただけでした。
そこで、日銀は金融政策に切り替えました。
日銀が国債と株を買い入れて、世の中にお金を供給しています。
しかし、いくら世の中にお金をばらまいても、物価は前年比+0.6%で、目標の2%が達成できません。
6年前、日銀の黒田総裁は2年で2%、世の中に出回るお金を増やしたら、物価を上げるのは簡単だと言いました。
いわゆる貨幣数量説です。
ところが失敗、なぜでしょう?
パチンコ屋を想像すれば、答えは簡単です。
パチンコ屋がどれだけ店のパチンコ玉を増やしても、パチンコで遊びたい人が増えないと、出回る玉は増えません。
それと理屈は同じだと思います。