総理になる前は財政再建派のような発言をしていた岸田総理ですが、いざトップになればやっぱり自分の地位を守るためばらまき派(積極財政派)になるんですね。
岸田総理はGX経済移行債という名目で20兆円の赤字国債を発行するそうです。
この前まではコロナ対策を理由に赤字国債をバンバン発行して、コロナが収まればグリーン対策を理由に赤字国債です。
お金をばらまいて人気を得たいのです。
国債が市場で正当に販売され個人や外国人が買っているのなら何の問題もありません。
ところが、ほとんど日銀が買っています。
安倍元総理は「日銀は政府の子会社、日銀が直接買い取るから問題はない」と発言しました。
財政ファイナンスで財政法違反です。
日銀が直接買い取りするので、その影響でメガバンクの預金金利は0.001%のままです。
ところがインフレ率は1.9%です。
普通はインフレになれば、金利はインフレ率に近づきます。
しかし、日本は日銀が買い取るので金利は上がりません。
国民の現預金は1092兆円(2021年12月末時点)です。
この利息が0.001%ではなく、物価と同じ1.9%なら国民は豊かになります。
どの国も中央銀行は政権から独立した存在ですが、日銀は政権の手先になっています。