菅官房長官が出馬すれば二階派、竹下派、細田派、麻生派も支援するでしょう。
総裁の選び方が両院総会方式なら地方票が250票減るので石破元幹事長に勝ち目はありません。
石破元幹事長は出馬をやめると思います。
アベノミクスは失敗しました
アベノミクスは世の中に出回るお金の量を増やせば、物価が2%になり、成長率2%、GDP600兆円、出生率1.8を達成できるということでした。
物価は0%前後で8年前と変わりません。
成長率も2013年の2.6%から2018年0.3%、2019年0.0%、2020年は大幅なマイナスへと失速しました。
GDPも506兆円まで縮みました。
一億総活躍をうたい、子育て支援に予算を使いまくりましたが、出生率は1.36と4年連続低下しました。
安倍政権は失業率が2012年末の4.3%から2.2%に低下したことに胸を張ります。
失業率が下がれば、物価が上がります。
しかし、安倍政権の雇用の改善は高齢者や女性のパートが増えただけでした。
これでは物価は上がりません。
アベノミクスで学んだこと
8年ぐらい前、白川総裁の時に安倍晋三は「日銀は黙って金をばらまけばいいんだよ」と周りがビックリするような大声で口汚く罵ったそうです。
その後任の黒田総裁は市場から国債と株(ETF)を買いまくってお金をばらまきました。
しかし、世の中のお金の量と物価は関係ありませんでした。
戦後の配給制の時なら効果はあったでしょうが、成熟経済では効果はありませんでした。
日銀の借金(資産)が膨れ上がっただけです。
国民はアベノミクスの8年間でばらまき政策は一時的な効果しかないと気付かなければいけません。
そうでないと、誰が総理になろうと「やらなければ大変なことになる」などと言って一時的に支持率が上がるばらまき政策を続けると思います。
安倍政権による2020年の一般予算はなんと160兆円でした。