GoToはお金持ち優遇との批判がありますが、実際その通りです。
高級なところから予約が埋まっています。
値段が高いほど、割引が大きいからです。
お金と時間の余裕のあるお金持ちが何度も利用しています。
どうやら、菅政権はお金と時間に余裕があるお金持ちにお金を使ってもらって、経済を回そうと考えているようです。
お金や時間の余裕のない人は無視です。
これまでのように住民税非課税世帯に臨時福祉給付金もくれません。
安倍政権は高齢者や女性のパートや非正規を増やしましたが、その分生産性が低下しました
逆に、菅政権は生産性を上げようとしています。
デジタル化により人の手による仕事は減り、失業者が増えます。
高速道路はETC専用になり、料金所の仕事はなくなります。
銀行の窓口は現金の受け渡しをしなくなります。
現金の受け渡しは、高機能ATMが代替します。
あおぞら銀行は今年中に全店でそうなります。
三井住友銀行は2022年を目処に窓口で現金を扱わないそうです。
ミニストップは完全無人店を企業のオフィスの中など1000ヶ所に出します。
私の知り合いの何人かはリストラされた後、高速の料金所に勤めていました。
しかし、もうこういう仕事はなくなります。
金は天下の回り物はウソでした
国民一人当たり10万円給付、総額10兆円。
中小企業へ無利子無担保融資20兆円。
日銀によるETF買入32兆円。
GoTo キャンペーン1.6兆円。
私が知っているだけでも53兆円のお金がばらまかれました。
日本中に円が溢れています。
それなのに一向に個人消費は増えません。
金は天下の回り物と言います。
「貧富は固定しない、今貧しいからといって悲観するな、真面目に働いていればいつか自分のところにも回ってくる」という励ましの言葉です。
しかし、これはウソでした。
お金は富裕層の周りを回るだけで、庶民の周りは回りません。
今、世界中で民主主義が揺らいでいます。
原因は格差の拡大です。
米国では1%の富裕層が株式、投信の52%を保有しています。
最後に
菅総理の理念は自助、共助、公助です。
まず、自分で何とかしろということです。
これまでのように、困れば誰かが助けてくれるというように甘くはありません。
私のような高齢で何の才能もない凡人がお金に詰ったら、もう雇ってくれるところはないと覚悟しなければいけません。
節約を身に付けて備えるしかないと思っています。