若い頃に先輩から「1億円貯めて死ぬのと1億円使い切って死ぬのとどっちが幸せか?」と聞かれました。
私は迷わず1億円使い切って死ぬ方が幸せと答えました。
先輩の答えも同じでした。
しかし、60歳になった今は考えが変わりました。
私は1億円を貯めて死んだ方が幸せだと思うようになりました。
使わないお金には目に見えない価値があります。
お金に余裕があると健康を気遣う余裕が生まれます。
毎日ウオーキングをしている人はお金に余裕がある人だと私は思っています。
また、十分な貯金があれば株式投資で成功する確率が高いです。
株式投資で成功する人は自分が投資していることを忘れている人か亡くなった人と言われます。
お金に余裕があるからこそ毎日の株価など見向きもしなくなります。
自社株を保有して何兆円もの資産を築いた柳井正さん(ユニクロ)や孫正義さん(ソフトバンクグループ)を見れば明らかです。
私は3000万円の資産しか持っていません。
しかし、3000万円を残したまま死んでも後悔はしません。
お金は自分のものとは考えず、世の中から預かっていただけと思うようにしています。
年を取って使わないお金の価値に気付きました。