今までは円安は日本経済にとってプラスでした。
しかし、今は円安は日本経済にとって悪いです。
それでは何が悪いのでしょうか?
①円安になっても貿易黒字が出なくなりました。
②円安になっても株価が上がらなくなりました。
③円安になってガソリンや資源価格が上がっています。
日本を代表する自動車や電機などの輸出企業が海外に工場を移転し、海外で生産するようになったので円安になっても輸出は増えません。
今までは円安になれば貿易黒字が年間10兆円を超えていたのに、今は円安になっても黒字と赤字が入り交じるようになりました。
円安になっても輸出企業の業績が良くならないのだから日経平均株価が上がりません。
逆に円安により輸入品が上がっています。
ガソリンは1リットル160円を超え、米国産バラ肉は昨年の2倍の1kg1075円になりました。
吉野家や松屋の牛丼も値上げしました。