老後は年金と貯蓄で生活しなければいけません。
しかし、実際のところ一人暮らし高齢者が経済的に自立している割合は高くないです。
生活保護受給者のうち、4割が65才以上です。
一人暮らしの男性高齢者の6人に1人が生活保護を受けています。
無職で60才以上の一人暮らしの毎月の支出は平均で15万3千円です。
年金が11万円程度なので、不足分の4万3千円は貯蓄から切り崩している計算になります。
私が65才から貰える年金も11万4千円です。
これと株の配当で生活しなければいけません。
何もなければ11万4千円の範囲内で生活できると思います。
問題は健康です。
要介護2は排泄や食事に見守りや手助けが必要状態です。
要介護2までなら家事援助サービスやデイサービスを受けながら一人暮らしを続けることが可能です。
要介護3は排泄や食事が自分一人でできない状態です。
要介護3になれば自立はできません。
介護付き有料老人ホームに入所するしかありません。
年金だけではどうしょうもありません。
要介護(要支援)の認定者は680万人で、ここ数十年で3倍になっています。