全国銀行協会の会長に4月1日付で三毛兼承三菱UFJ 頭取が就きます。
「新型コロナウイルスの対応に最優先であたる」そうです。
要するに銀行業界をあげて資金繰りに厳しくなった企業への迅速な支援を徹底するそうです。
偉そうなことを言っています。
銀行が支援するのは、貸し出し先が倒産しても政府が税金で保証しているからです。
信用保証協会の保証付き融資で、銀行はリスクなしに手数料をピンはねするだけです。
ほとんどゼロの金利で資金を得て、政府が保証している先に貸し出すという小学生でもできるような仕事です。
三菱UFJは今年の3月期の決算で3600億円の損失を計上します
これもいつもの通りです。
株価が下がれば銀行は保有株が含み損になります。
今回の3600億円の損失は海外子会社のバンクダナモンとアユタヤ銀行の株価が取得原価の半分以下になったためです。
メガバンクは日本企業の株も持っています。
これらの株価が下がれば含み損が発生します。
そしていつもの通り、決算は赤字になります。
その赤字は何年間も繰り越しされ法人税を払いません。
誰も赤字の責任は取らず、役員報酬や高い給与を貰い続けます。
私は三菱UFJ などのメガバンクが大嫌いです
しかし、三菱UFJ の口座は持っています。
理由は公共料金などの口座振替に必要だからです。
まとめ
今、日本企業の資金需要は物凄いです。
コロナによる自粛で企業は売上が上がらず、資金確保に必死です。
これだけ需要があるのですから、本来ならメガバンクの株価は上がるはずです。
しかし、逆に株価はどんどん下がっています。
投資家は誰も日本のメガバンクに期待していません。
日経平均が上がれば保有株の含み益で増益になり、日経平均が下がれば含み損で減益や赤字になることの繰り返しです。
融資の仕事は政府に頼った小学生でもできるような内容です。
そして業績の責任は誰も取りません。
自らの努力がないので、日本のメガバンクの株価は長期的に右肩下がりです。