加盟店オーナーから24時間営業に対する不満が出ているようです。
人件費の上昇によってお客さんの少ない深夜営業は採算が合わないからです。
また、人手不足でアルバイトが思うように見つからず、オーナーが深夜のシフトに入って寝る間もないようです。
それでも24時間営業をやめないのはなぜか
理由の一つは本部と加盟店の分配方式です。
売上高から、商品の原価を引いた粗利益を本部と加盟店が分け合います。
本部60%、加盟店40%。
加盟店はその40%から人件費などの店舗コストを負担します。
つまり、本部は人件費の高騰の影響は受けません。
以前見切り販売が問題になったことも
以前、加盟店が賞味期限が近付いたお弁当などを値引きして売って本部とトラブルになったことがあります。
本部としては品切れが起きないように多めに加盟店に納入します。
売れ残りの負担は加盟店だからです。
万引きをするなお客様?
本部社員が「万引きをするお客様」と言ったということですが、これは本当かどうかはわかりません。
万引きした品物はオーナーが補填してくれるから、本部はむしろ利益が上がるという意味です。
要するに
結局、粗利分配方式である限り、人件費の高騰、売れ残り、万引きなどのリスクはすべて加盟店が被るようになっているのですね。
資本主義はすべての人々を豊かにできる仕組みではありません。
搾取される側に回らないことです。