コンビニオーナーになってはいけない 便利さの裏側に隠された不都合な真実
- 作者: コンビニ加盟店ユニオン,北健一
- 出版社/メーカー: 旬報社
- 発売日: 2018/09/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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なぜコンビニのオーナーは儲からないのか
まずは下の損益計算書を見てください。
右側が実際の数字です。
月の売上が1774万(1日平均57万ですから優良店です)
売上から原価を引いた粗利を本部とオーナーが分けます。
オーナーの収入は232万。
オーナーはそこから費用を払います。
費用の中で大きいのがパートタイマー給与です。
1日最低でも2人必要です。
2人×24時間×1000円×31日=148万。
135万がデタラメではありません。
廃棄というのはおにぎりやサンドイッチの賞味期限切れです。
本部からは常に「1日2万以上は廃棄を出してくれ」と指導されます。
品切れで売り逃がす機会ロスを防ぐためだそうです。
2万×31日=62万。
72万が多過ぎることはありません。
まとめ
結局、コンビニのオーナーはパートタイマーの代わりに店番をして人件費を削らないと利益がでないということです。
コンビニのオーナーが人件費の高い深夜営業を嫌がるのも理解できます。
これではオーナーになるよりコンビニでアルバイトをした方がいい。