小林製薬の紅こうじサプリで5人が死亡、270人が入院した。
しかし、摂取と被害の因果関係は明らかでないので罪には問えない。
食品による健康被害は一般的には業務上過失致死傷罪で立件が検討される。
しかし、予見可能性を証明できなければ起訴はできない。
13年前、富山県の焼き肉チェーン店でユッケなどを食べた180人が食中毒を起こし、5人が死亡した。
しかし「食中毒を引き起こした大腸菌が強い毒素を持つとは知られておらず、事件を予見できたとは言い難い」ということで不起訴だった。
容易には立件されないから企業は健康を謳った食品を見境なく発売する。
顧客も健康志向の高まりで気楽にサプリなどを摂取する。
体調が悪くなればすぐに飲むのを止めなければいけない。
生産物で完璧なものはないというのは常識だ。
体調は自分で守るという意識が大切だ。