「破産した大富豪、10億円もの資産を築いた地味な清掃員、2人の違いとは?
資産を築けない人の特徴、そしてお金を手にし続けるために大切な考え方を紹介しています。
これで一生お金に困りません」
著者の資産は住宅、貯金、インデックスの3つです。
貯金に目的は必要はありません。
貯金をすることによって、将来の突然の出来事や事故に備えます。
投資はインデックスのみです。
資本主義が続く限り、世界は長期的に成長するのでインデックスを保有し続けます。
個別株を選んだり、安い時に買って高い時に売るというようなタイミングを計ってはいけません。
例え、株価が高い時に買って運悪く値下がりしたとしても、それは次の値上がりの代償(入場券)と考え、怖がらずに保有し続けます。
値下がりという代償を払わずに利益が出ることはありません。
貯金とインデックスの割合は半分ずつです。
投資していない時に株価が上がった後悔と、投資している時に株価が下がった後悔を最小限にするために半分ずつの割合にします。
長期投資家にとっては今の株価がいくらとか、決算がどうのとか、来年の景気がどうのとかは全く気にする必要はありません。
高い貯蓄率と忍耐力、この2つが投資活動の全てです。
私の株式投資歴は22年です。
株価が徹底的に安くなっていると思う銘柄を選んで投資していました。
しかし、1度も年間で指数に勝ったことはありません。
この本を読んで、逆にソニーとかキーエンスとか信越化学のような高値更新を続ける銘柄もポートフォリオに組み入れなければ指数に追いつかないということを知りました。
ポートフォリオには割安株も割高株もまんべんなく組み入れなければいけません。
割安株だけ買っているのではインデックスには勝てません。
割高株も買ってボラティリティ、恐怖、疑念、不確実性、後悔という代償を楽しむぐらいでないと個別株投資では成功しません。
そんな面倒くさいことをするなら、端からインデックスに投資をした方が良いです。
私は22年間で2500万円儲かりました。
しかし、同じ投資資金でインデックスに投資していた人は5000万円以上儲けています。
株式投資で大事なことは銘柄を選ぶことではなく、株式市場に居続けることです。
投資期間が長くなればなるほど勝率はアップします。
株価は投資家の感情によって変動します。
個別銘柄の株価が上がるかどうかを予測するのは不可能です。
株の専門家の物理や数学の計算など何の役にも立ちません。
指数全体を買うしかありません。