日本の4月のインフレ率は2.5%です。
2.5−0.002=約2.5%。
銀行に預けていたら、お金の価値が年間2.5%減ります。
しかし、国民は定期預金に219兆円(4月末)も預けています。
本当にインフレに困っているのなら国民は定期預金になんかに預けません。
米国のインフレ率は8.6%です。
定期預金の金利は2%です。
8.6−2=6.6%。
実質金利はなんとマイナス6.6%です。
70の法則 70÷6.6=10年。
約10年でお金の価値が半分になります。
銀行に預けていたらお金の価値が10年で半分になるほどのインフレです。
そりゃ、国民も株や投信に投資して、自分の資産を守ろうとするはずです。
日本の今のインフレなら定期預金に預けたままでも、価値が半分になるのに28年(70÷2.5)の余裕があります。
株や投信に投資して1年で4割下落するリスクを取るより、定期預金に預けたままにして倹約などで対処した方が安全と考えている人が多いと思います。
今のところはまだ生活に困るほどのインフレではありません。
2.5%程度のインフレなら値引き商品を買うとかキャッシュレスの還元を利用するなど、知恵を絞ればリスクなく対処できます。