乗客が頭の上から冷たい飲み物をかけられる事件が早朝の羽田発の航空機内で起こった
搭乗客が前方ドアから乗り込む中、30代の男性が通路を後方から前へと逆方向に歩きながら、手に持ったアイスカフェラテを撒いた
シートに座っていた乗客の頭や背中はカフェラテにまみれ、白いワイシャツの背中は茶色く染まった
被害乗客は「染みで着られなくなった白いワイシャツだけ対応してくれればよい」と伝えた
加害男性は被害乗客に名刺も渡さず取り合わない
加害男性は大手損保の社員で、その交渉代理人の女性(損保)も「白いシャツにコーヒーでもクリーニングによって染み抜きできる」と主張した
染みの付いたシャツや肌着を廃棄することになった被害乗客は損保賠償を求めることを諦めた
損保の社員や代理人とさらに交渉を続けるより、シャツは自分で買った方がずっと良いと判断した
損保の女性代理人は染みの付いたシャツを確認しないままクリーニングで落ちると判断した
加害男性の上司にあたる損保の支店長は「名刺を渡さなかったのは問題行動だが、洗濯代金の支払いが一般的だ」と述べた
「お客さまに信頼と安心をいただけるよう尽力する」という損保の社是とのギャップに驚く
健康被害事件を起こした小林製薬
40代の男性が紅麹のサプリメントを服用し、6ヶ月後に薬剤性急性腎不全と診断された
小林製薬はこの男性に医療費と交通費として4万円を支払った
商品代や慰謝料は認めない
商品代の証拠となるレシートを取り置きしている人なんかいないだろう
慰謝料はもともと無理だ
ワイシャツの被害乗客の判断と同様、小林製薬に満足するような補償を求めて交渉すのは時間のムダだ