大学の経営学の教科書の1ページに「企業の目的は利益の追求である」と書かれていたのを今でも覚えています。
しかし、今は環境保護に対する意識が高まり、ESG経営という考えが出てきました。
また、米国では「企業は従業員、取引先、顧客、地域社会といったあらゆるステークホルダーの利益に配慮すべきだ」というステークホルダー資本主義という考えも出ています。
新聞の記事である上場企業のトップがESG経営を唱えるような経営者はポーズで偽善者と言っていましたが、その通りだと思います。
ピーター・ドラッカーは企業の目的は「顧客の創造」と言いました。
私はこの考えでした。
お客があっての企業と思っていました。
しかし、営業で多くのトップと話をしてこの考えが間違いだと言われました。
そんな考えでは会社は倒産するそうです。
顧客の創造に値するような顧客は日本にはいません。
8割の顧客は企業が不正をしょうが踏んづけようが安くすればまた買います。
企業は顧客のレベル以上にはなれません。
こうして考えると企業の目的はやっぱり「利益の追求」です。
これが本音だと思います。