原発の再稼働には規制委員会の審査に合格し、地元の理解を得ることが必要です。
東電の柏崎原発の再稼働は今回も不合格でした。
他人のIDカードで侵入できたり、テロ侵入検知設備の故障を11ヶ月も放ったらかしにしていました。
地元住民も「東電には原発を運営する能力がない」とか「今も会社としての東電レベルは変わっていない」と不信感が根強いです。
福島原発事故の時、ヘリコプターで水を運んで懸命に冷却作業をしている光景をモニターを見ていた東電幹部の一人が「自衛隊に呼んで施設ごと吹き飛ばした方が早い」とふざけていたのを思い出します。
今も当時とレベルは変わっていない。
東電は2022年度の決算がウクライナや円安による原料高で赤字でした。
赤字の時は福島原発事故の賠償金(特別負担金)を払わないそうです。
お金に余裕があれば払う、余裕がなければ払わない、これを経産省が認めました。
東電は6月1日から電気料金を15.9%値上げをします。
結局、福島原発事故の賠償は国民負担です。