今までは医者の診察なしに薬を処方することはできませんでした。
いつもの花粉症の薬をもらうにも、医者の診察を受けてからでないと薬はもらえません。
病院によっては薬をもらうだけで1時間も2時間も待たされます。
2022年4月からリフィル処方が可能になりました。
医者が患者にリフィル処方箋を出せば、患者は薬局に行くだけで1ヶ月分の薬を2回までもらえるようになりました。
ところが医者がリフィル処方箋を出しません。
現状では医者が出した処方箋うち、リフィル処方箋はわずか0.1%です。
驚きます。
患者がリフィル処方箋を求めても「うちではやっていない」と断っています。
理由は診察回数が減って診察報酬が目減りするからです。
医者は患者と数分面談するだけで、再診料、検査、処置、医学的管理などを請求できます。
特に通院患者から毎回受け取る再診料は大きな収入源です。
医者の言い訳は「患者の容体に責任が持てなくなる」です。
しかし、患者の容体に責任を持つような医者はいません。
現状は医者の診察を受けるのも薬を服用するのも患者の自己責任です。
外来患者で長蛇の列をつくる病院もあります。
いつもの薬をもらうだけの患者、容体が安定している患者の診察は減らすべきです。
患者の体調に変わった点はないか、異変があれば調剤を止め、医者の診察を受けるよう促すのは薬剤師に任せるべきだと思います。