2013年黒田総裁が就任した時の自民党政権の声明は下記でした。
「日銀は2%インフレ目標に向けて金融緩和に取り組む」
「政府は成長戦略を実現して財政健全化を進める」
それから10年が経過しましたが、財政健全化は全く進みませんでした。
2013年691兆円だった国債発行残高は1000兆円を超えました。
経済を立て直すどころか、ゼロゼロ融資などのバラマキを優先し、改革は先送りし、財政も滅茶苦茶にしました。
その結果、経済の新陳代謝は遅れ、企業の生産性は低迷し、賃金も停滞し、低成長経済が続きました。
無利子、無担保のゼロゼロ融資はただでさえ狂った政策だが、その返済に困る経営者にせがまれた自民党議員が補助金を求める声を上げているのには驚きます。