静岡県に本社があるはごろもフーズは自分の都合ばかり主張するたちの悪い企業です。
6年前、はごろもフーズがスーパーで販売したツナ缶にゴキブリが混入していました。
はごろもフーズは製造した下請け企業に8億9700万円の賠償を求める裁判を起こしました。
これに対して下請け企業は「下請けに全ての責任を負わせるのは不当だ」と反論しています。
ところが、6日前の静岡地方裁判所の裁判長は下請け企業になんと1億3100万円の賠償を命じました。
下請け企業はもちろん控訴します。
私もかつてはメーカーに勤めていました。
こういう問題は何度かありました。
はごろもフーズの「ブランドイメージが傷付けられ売上が減少した」という主張は通りません。
基本的にメーカーの保証義務は製造した製品代だけです。
しかし、PL法で製造物の欠陥によって身体や財産を害した場合は保証しなければいけません。
幸いゴキブリが混入したツナ缶は消費者が食べる前に気付いたし、はごろもフーズは同一ロットのツナ缶を回収することもしていません。
身体や財産は害していません。
偶発的な混入事故で下請け企業に8億9700万円もの賠償を求めるのは滅茶苦茶たちの悪い企業です。
はごろもフーズにも商品の表示製造業者としての責任があります。
また、一部のスーパーから返品されたツナ缶を転売したというのですから酷い企業です。