ニューヨークの大戸屋のしまほっけ定食が6000円を超えています。
日本では税込1000円です。
ニューヨークの物価が高いのも原因ですが、円安も原因です。
11年前に1ドル75円だった円が今は半値になったからです。
円安の原因は米国の金利が4.2%なのに日本の金利はほぼ0%だからです。
日銀の黒田総裁は国会で野党からいくら金融政策を批判されてもゼロ金利政策を止めません。
日銀のゼロ金利政策で潤っているのは建設業、銀行、自動車です。
黒田総裁のおかげで日本の住宅ローン金利は0.3%です。
米国は6.9%です。
今、金利を上げれば家を建てる人がいなくなります。
建設業がバンバン潰れます。
また、地方銀行の収益の4割は住宅ローンです。
住宅ローンを借りる人がいなくなれば地方銀行も赤字になります。
自動車もローンを組みますから金利が上がれば売れなくなります。
新車を買いたくてもローンの審査が通らない人が200万人もいます。
2021年の国内新車販売台数444万台の半数です。
黒田総裁が金利を上げてトヨタが赤字になれば日本は経常赤字になります。
経常赤字は日本から資金が流出していることを示します。
やっぱりまだまだ日本の経済は弱いんですね。
日本人は円安でニューヨークで大戸屋のしまほっけ定食は食べられませんが、辛抱するしかありません。