岸田総理自身もわかっていないのだろう。
最初は所得倍増って言っていました。
それが資産所得倍増に変わりました。
所得倍増は給料、資産所得倍増は株への投資でまったく違います。
資産所得倍増はNISAの抜本的拡充だそうです。
イギリスのISAのように非課税枠が300万円になるのだろうか?
それともISAのように非課税期間が恒久化になるのだろうか?
岸田総理は資産所得倍増プランを発表し、詳細は来年の夏までに策定すると言いました。
「来年の夏までの話など今からするな」という批判が相次いだら、今年末までに変更しました。
まったくその場その場でコロコロ変わります。
岸田総理が資産所得倍増を信念として考えていたのなら、年末までとは言わないはずです。
大事な問題こそ常日頃からよく考え、吟味しているのですぐに決断できます。
常に何も考えていなかったから、来年の夏までとか、今年の年末までとなるのです。
国民の金融資産は2000兆円を超えています。
そのうち1092兆円が現預金です。
株や投信はわずか11%です。
資産所得倍増で恩恵を受けるのはわずか11%です。
その前に、唐突に口先だけで発表した岸田総理の資産所得倍増がうまくいくわけがありません。
小泉純一郎元総理のように「郵政民営化をやるぞ」っていうのならよくわかるのですが、岸田総理の新しい資本主義はあいまいでよく分かりません。