ニューヨークではラーメンが2000円もしますが、ガソリン代は1リットル120円です。
日本はラーメンが850円なのに、ガソリン代は173円です。
なぜ、ガソリン代がこんなに高いのでしょうか?
ガソリン代の半分が税金だからです。
食パンの平均価格は1斤178円です。
そのうち小麦代はわずか15円です。
4月より輸入小麦の売り渡し価格が17%値上げされますが、食パン1斤への影響はわずか2円ちょっとです。
しかし、食パンメーカーは包装フィルムや輸送費、また円安を理由に10~20円値上げします。
また、家計の金融資産が2000兆円を超えたそうです。
しかも、日本の場合は5割が現預金です。
米国の1割、欧州の3割に比べて、桁違いに現預金を持っています。
春闘ではトヨタ、日産をはじめほとんどの大企業が満額回答を発表しました。
賃上げが伴わなければ物価は上昇しません。
しかし、今回は賃上げを伴っています。
貿易収支は7ヶ月連続赤字です。
円安が続きそうです。
4月には消費者物価指数が2%を超えます。
そして、ガソリンや食パンと同様に企業は実際の原材料高以上に便乗値上げをするので、企業の業績は良くなります。
その儲けた分で賃上げをするので、今回は長くインフレになる可能性が高いです。
為替はすでにこういうことを織り込んでいるので、バカな証券マンがいうように「1ドル120円を超える」とかの話を鵜呑みにして、ドル預金などすれば失敗する可能性があります。