トンガ沖で起きた海底火山大噴火は噴煙の高さが20キロを超えたそうです。
噴煙が10キロ以上の成層圏に達すると、地上に落下せずに漂い、地球上を薄く覆います。
パラソル効果と言って、地球全体を傘で覆ったように太陽光線を遮るので、2年後は冷夏となり農作物に冷害をもたらします。
1991年フィリピンのピナツボ山大噴火の後、1993年日本では米騒動が起きました。
冷夏が米の凶作を引き起こしたためです。
世界で数百人が飢餓で死にました。
1787年の浅間山大噴火の後の冷夏では、東北地方で数十万人の死者を出し、ある村ではただ白骨が残るだけで人影もなくなったそうです。
地球温暖化の前に冷害が心配です。