全国にビジネスホテルを展開していた「ホテルビスタ」が3月に倒産しました。
直近で全国18ホテルを運営し、総客室数は2994です。
同ホテルは不動産オーナーから建物1棟を賃貸して運営し、自社では不動産を所有しないビジネスモデルでした。
倒産の原因は、コロナにより売上が激減し、不動産賃貸料が払えなくなった
倒産の原因は明確です。
売上 32億8000万円。
不動産賃貸料 32億2700万円。
32億8000万円の売上で、32億2700万円の不動産賃貸料を払えば、何も残りません。
宿泊代のうち3000円が不動産賃貸料です
32億2700万円÷2994客室÷365日=3000円。
宿泊代のうち、3000円が不動産賃貸料です。
ホテルビスタは民事再生法で営業を続けています。
大阪なんばで素泊まりシングル税込み3500円です。
不動産賃貸料と消費税を払ったら何も残りません。
コロナ前ように宿泊代が10000円を超えていたら生き残れますが、今は大阪のなんばでも素泊まり3000円前後のホテルがいくらでもあります。
まとめ
外食でも同じです。
土地や建物を借りて営業をしている店での食事代の3分の1は不動産賃貸料だと思います。
外食が高いのは当然です。
コロナなどで売上が減少した時は、不動産を借りて営業をしている企業は大変です。
自己資本比率が大事です。