ピーチがまた「72時間限定セール」をしています。
ピーチは7月22日から全ての国内線を再開しています。
しかし、座席が埋まらないのでしょう。
- 大阪(関西)-新千歳 3990円~
- 大阪(関西)-釧路 2490円~
- 大阪(関西)-長崎 2500円~
- 大阪(関西)-鹿児島 2500円~
- 大阪(関西)-沖縄 3490円~
- 大阪(関西)-石垣 2790円~
その他、多数あります。
ピーチの親会社のANAも酷い状態です。
毎月1000億円のキャッシュが流出しています。
ところが、手持ちのキャッシュはわずか3ヶ月分の3000億円しかありません。
政府に泣きついて、政府保証のもとで金融機関から9500億円を借りました。
1年以内に観光客が戻らなければ、また政府に頼るしかありません。
米国のアメリカン航空、ユナイテッド航空、デルタ航空の大手3社は8万人のリストラをしました。
全従業員の3割です。
残った7割の社員の大部分も9月から無給休暇になります。
ANAの社員もこのぐらいの痛みは負わないといけないと思います。
のほほんとしているのがJR北海道です。
コロナで売上が落ちた年200億円はそのまま政府が穴埋めしています。
JR北海道の田浦芳孝会長は「国からの年200億円の支援はずっと続けて頂きたい。北海道への観光客の戻りは早い」と楽観的です。
運賃の割引もしていますが、すべて北海道からの支援で身銭は一切使っていません。
国は絶対にJR北海道を潰せないという考えでふんぞり返っています。
子会社のピーチは生き残るために自ら頑張っています。
米航空大手3社も厳しいリストラを進めています。
ANAやJR北海道は困れば政府が助けてくれるという考えです。
いずれにしろ、観光業がコロナ前に戻ることはないと思っています。