コロナ感染拡大防止として、ニューヨークでは店での飲食禁止、持ち帰りや配達のみの営業です。
サンフランシスコは市民の外出を原則禁止しています。
自動車の生産は一時的には8割減、年間では4割減だそうです。
パンデミックは需要と供給を激減させました
外出禁止や封鎖により生活必需品の供給が止まり、娯楽や旅行などの消費が冷え込んでいます。
経済活動が大きく落ち込んでいます。
ところが米国企業は優良企業?でさえ債務超過の状態です
フィリップモリス、ボーイング、マクドナルド、ヤム・ブランズ(ケンタッキーフライドチキン)、スターバックス、ホームデポなど優良企業?でさえ債務超過の状態です。
これらの企業は安定した収入があるということで借金をしまくって自社株買いや増配をして株価を吊り上げました。
フィリップモリスは1兆円を超える債務超過でありながら配当利回りは7%を超えています。
ボーイングの配当利回りも8%を超えていますが、政府に6兆円の支援を要請しましたから今後は無配になるでしょう。
無茶苦茶な財務状態で、安定しているはずだった収入が止まりましたからドルキャッシュを確保するのに必死になっています。
大企業でさえこういう状態ですから、中小企業や家計はお金が枯渇しそうな状態です
中小企業や家計は現金の蓄えがほとんどありません。
逆に大きな債務を抱えています。
ドルがすぐに必要な状態です。
そこでトランプ政権は家計に55兆円を2回に分けて現金給付するそうです。
中小企業には32兆円を融資します。
それでも多くが破産して恐慌に至るでしょう。
最悪のケースでは世界人口の80%が感染するそうです
致死率が1%とすると、死者は6000万人に上ることになり、これは第2次大戦の死者数に匹敵します。
もう米国はパニック状態です
我先にドルキャッシュを集めています。
歴史的な高水準に債務が膨れて上がっていました。
日本株も外国人が売りまくっています。
昨日は日銀が2000億買い支えました。
これがなければ暴落です。
危機の時に買われるはずの円が買われずに、ドル高円安になっています。
まとめ
米国を笑えません。
日本でも飲食店を中心に売上が落ちて融資や債務の返済猶予を求める相談が急増しているそうです。
国際便は7割減り、空港業務の非正規労働者はもう来なくていいと通知されているそうです。
安倍政権は中小企業に対しては固定資産税の減免、家計に対しては現金給付を検討しているそうです。
私は政府は余計なことはせずに、不況の間に悪い企業は潰した方が、お金も労働者も良い企業に回ると思っています。