私は所得が低かったので、65歳から受給できる年金は12万円(年間144万円)です。
受給を68歳まで繰り下げれば15万円(年間180万円)になります。
0.007×36カ月×12万円+12万円=15万円。
繰り下げによる所得税への影響
65歳からの所得税の控除は120万円+38万円=158万円です。
社会保険料控除は少額なので無視。
繰り下げにより、所得税11000円が発生します。
繰り下げによる住民税への影響
65歳からの住民税の控除は120万円+33万円=153万円です。
調整控除額と社会保険料控除は少額なので無視。
繰り下げにより、住民税29500円が発生します。
国民健康保険への影響
年金が186万円以下なら影響ありません。
保険料は7割軽減になります。
153万円以下18000円
186万円の場合83000円
国民健康保険料が65000円も増えます。
繰り下げの年金を回収するのに14年ぐらいかかります
繰り下げた年金 300%
繰り下げによる増加 25%
300÷25=12年。
回収するには12年かかります。
しかし、所得税と住民税が増えた場合は、14年ぐらいかかることになります。
68歳+14年=82歳。
82歳まで生きれば回収できます。
男性の平均寿命は81歳。
この年齢で6割が生きているそうです。
生存リスクを考えたら15万円まで繰り下げておけば安全です。
世の中には年金が安すぎて生活できないと文句を言う方がいます
おカネが足りない原因は、実際に足りない今よりずっと前にあります。
年をとるのはわかっているのだから、自分の年金ぐらい早くから計算して対処しておくべきです。