国民年金を大雑把に計算してみます。
保険料は年間20万円×40年=800万円。
給付は約76万円（年）。
つまり、65歳から10年で元が取れると思っていました。
しかし、これは間違いです。
給付の内の半分は税金からです。
税金も結局は国民が払ったものです。
そう考えると、保険料800万円+税金800万円払ったことになります。
元を取るのに20年かかります。
85歳まで生きないと元は取れません。
支給開始年齢が65歳から70歳に引き上げられれば、まず元は取れないでしょう。
国民年金という保険に税金を入れるようになった時点で、国民年金は破綻しているのだと思います。
保険料を全く払わなくても、半分は支給されます。
これは税金部分が戻っているだけで、国は全く損はしていません。
厚生年金も同じです。
半分は会社が払っています。
会社が払うおカネも、結局は社員が稼いだおカネです。
その分、給料が減っています。
国民年金にしろ、厚生年金にしろ、20年ぐらい長生きしないと、払った保険料は戻ってこないということです。
保険と税金を混ぜたり、社員負担と会社負担に分けたり、政治家や官僚は頭が良いですね。
結局、税金や会社から取った分を含めると、年金は払い損になると思います。
