安倍首相は今月初め金融庁が発表した「老後の蓄えとして夫婦で2000万円必要」は不正解と釈明。
老後の生活は多用で、生活水準、働き方、資産の状況も様々だと述べました。
・生活水準
年金の所得代替率は約50%です。
現役の時、30万円の収入があった人の年金は月15万程度(厚生年金の場合)です。
月20万円支出するなら5万円不足、節約して12万円で生活するなら3万円余ります。
・働き方
男性の健康寿命の平均は72歳です。
平均寿命が95歳なら、72歳以降の23年間は就労は困難です。
健康寿命を延ばすかはその人の努力次第。
・資産
65歳時点での金融資産の平均は、夫婦世帯2300万円、単身世帯1500万円だそうです。
これも人によって状況は様々。
・認知症
90歳を超えれば50%の人が認知症になります。
早いか遅いかは人によります。
安倍首相が言われるように、他人がとやかく言うことでなく、状況は様々です。
ただ、現在65歳以上の高齢者は3200万人、そのうちの200万人が老後破産の状態です。
こういうことにならないように、一人一人が自分の状況を把握し、対処するしかありません。