廃棄を恐れるな
意味はこうです。
廃棄(売れ残り)が出るのを恐れて商品の発注量を控えめにすると、それだけ品揃えが薄くなります。
梅干しのおにぎりを買おうと思って来店したお客さんが、シャケと昆布しか残ってないのを見て落胆して帰っていく。
そんなことが続けばお客さんは店に足を向けてくれなくなります。
お客さんを逃がさないためには果敢に発注し、陳列棚に欠品を起こしてはいけません。
恐れるべきは廃棄ロスではなく、機会ロスです。
先入れ先出しであってはならない。後入れ先出しこそが正しい商売だ
先入れ先出しとは、先に仕入れたおにぎりをお客さんが取りやすい手前に置き、後に入荷した奥に置くことで、先に仕入れたものから順に買ってもらおうというやり方です。
しかし、それは違うと鈴木氏は言う。
お客さんの立場に立ては、後入れ先出し、つまり後に仕入れた新鮮なおにぎりを先に買ってもらった方がいい。
だから、手前には新しいおにぎりを陳列しろ、鈴木氏はそう言うのです。
感想
スーパーでは棚の奥の商品が新しい。
しかし、棚の奥からとるのは非常識なような気がします。
今のコンビニがこの金言を守っているのかどうかは知りませんが、成功する人はまったく逆の発想をするのだなぁと改めて感心します。